売れるホームページと売れないホームページの違いとは?

 売れるホームページと売れないホームページの違いとは?

問合せもない、資料請求もない、見積依頼もない、電話も鳴らない・・・
これが売れないホームページの共通点であり、特徴です。

では売れるホームページでは、問合せや資料請求や見積依頼があり、ホームページを見たという電話が鳴る、と言うことです。

売れるホームページと売れないホームページでは、なぜこのような差が起きるのでしょうか?
そこを理解すれば、売れるホームページの作り方が見えてきます。


売れないホームページは問合せがない。

ECサイトでない限り、ホームページを見に来る人の目的は、商品の購入ではありません。悩みや疑問を解決してくれる情報を求めて、ホームページに訪問してきます。

ですから、いきなりモノは売れません。役立つ情報を求めてやってくる訪問者が、いきなりあなたの商品やサービスを購入する事は無い、という事です。

つまり、ホームページでいきなりモノを売ろうとしてはいけない、ということです。その前段階として、問合せや資料請求や見積依頼があるのです。

会社の営業部隊が、飛び込み営業でいきなり商品を売るのは非常に効率が悪いというのは、周知の事実です。しかし、多くのホームページがそれを求めている、だから売れないのです。

ホームページで求めるものは、ユーザーの反応です。興味のある見込み客を集めることです。その見込み客を段階を踏んで顧客にしていく方法が、一番効率が良いわけです。

つまり、売れるホームページとは、反応を得られるホームページである、という事になります。

<反応とは・・・?>
問合せ、電話、資料請求、サンプル請求、小冊子請求、見積依頼などのことです。どんな反応をユーザーに求めるかは、商品や販売戦略により変わってきます。

例外
あなたの事も、あなたの会社も良く知らずに、お客さんがいきなり買ってくれる場合があります。それは、どこでも入手可能な商品が、どこよりも安い場合です。価格ドットコムの最安値などがそれです。
そのような販売方法は、手間ばかり掛かって利益がほとんど残らないので、あなたは手を出すべきではありません。


ホームページから反応が得られない理由

なぜ、ホームページを作っただけでは反応が得られないのか・・・?
理由は簡単です。以下の2点に全てが集約されます。

  • 1:ホームページに訪れる人が少ない。(アクセス数)
  • 2:訪問者にとって、何の興味も感じさせない。(反応率)

1:ホームページに訪れる人が少ない。(アクセス数)

誰かが、巨大なショッピングモールの片隅に、小さな小さなお店をヒッソリと出店しました。そのショッピングモールは、数十万、数百万ものお店が出店している、超巨大なショッピングモールです。同じような商品を売っているお店だけでも、数え切れないほどの数があります。

誰がそのお店を、わざわざ探し出して来店するのでしょうか・・・
あなたのホームページは、そのような状態になってはいませんか?

2:訪問者にとって、何の興味も感じさせない。(反応率)

超巨大なショッピングモールでも、たまたま前を通った方が、何かの拍子にドアを開けて来店してくれることもあるでしょう。

でも、大した目的もなくドアを開けただけです。多少は商品に興味があっても、その商品やお店に何の魅力も感じなければ、足早に立ち去っていきます。

あなたは素晴らしい商品だと思っていても、それを訪問者に伝えない限り、問合せも資料請求もしない、ということです。

ホームページはアクセス数と反応率、どちらが重要なのか?

では、アクセス数と反応率、いったいどちらが重要なのでしょうか?

「SEO対策をして上位表示させ、アクセスを増やします。」、「リスティング広告の出稿を代行して、アクセスを増やします。」、そのような営業電話は、当社にも何度もあります。

その効果は別として、つまりアクセスはお金で買えるということです。

一方、反応率はどうでしょうか?
「御社のホームページの反応率を上げます!」という営業電話は、この10年、一度もありません。

いったいなぜでしょう・・・

答えは簡単です。反応率を上げる方が、遥かに難易度が高いからです。
アクセスを集めるより、100倍難しいと思ってください。

そのくらい反応率を上げるほうが難しいため、スキルの無い業者は手を出しません。もちろん、制作会社の多くも反応率を上げる方法を知りません。


ホームページの集客、売上は掛け算です。

ホームページからの集客や売上は、掛け算です。

アクセス数 × 反応率(コンバージョン率)

つまり、どんなにアクセスがあっても反応率がゼロであれば、何も起こりません。たとえアクセス数が100万あったとしても、反応率がゼロであれば、売上もゼロです。

しかし、アクセスが100しかなくても、反応率が1%あれば1つの売上が発生します。つまりホームページで最も重要なものは、反応率なのです。

売れないから、集客できないからといってアクセス対策をするよりも、まずは反応率を上げることがより重要です。


売れるホームページとは、反応率の高いホームページ

反応率の高いホームページは、どうやって作ればいいの?
そのようなご質問が聞こえてくるようです。

一言で言えば、魅力あるホームページにすることです。
デザインでもイメージでもなく、コンテンツ(文章)を読んだ人が「これいいなぁ~。買いたいな!」と思えるようなものであれば、人は行動してくれます。

そう思わせる一番重要なものは、『ベネフィット』と言われるものです。

お客様があなたから商品を買うのは、その商品が欲しいからではありません。その商品がもたらす「良い未来」を、お金を出して買っています。

  • 新しいゴルフクラブではなく、ナイスショットが欲しい。
  • パーマをかけたいのではなく、可愛いと言われたい。
  • 高価な腕時計が欲しいのではなく、見栄を張りたい。
  • 新しい機械が欲しいのではなく、作業効率を良くしたい。

お客様が欲しいのはあなたの商品ではなく、自分にとっての良い未来が欲しいのです。それをベネフィットと言います。ベネフィットが、お金を出すお客様にとっての価値なのです。

あなたの商品のベネフィットは何か?それを徹底的に考えてください。
そしてベネフィットをホームページに記載してください。

売れないホームぺージには、ベネフィットが何も無いケースがほとんどです。
集客するためにまず取り組むべきことは、ベネフィットをホームページに記載することです。


ホームページは、投資です。

運送業であれば、自動車やトラックは必需品です。機械加工業であれば、工作機械が必要です。喫茶店であれば、カウンターもコーヒーカップも必要です。どれも投資です。売上を上げるために必要なものだと、どの経営者の方も自覚しています。

少し規模が大きくなれば、営業職も必要でしょう。事務職も必要になるかもしれません。トラックや機械を追加購入する場合もあるでしょう。営業マンも新規に雇い入れる事もあるかもしれません。全て、売上を増やすために必要だからです。

対して、ホームページを投資と考えられない経営者の方は、多いです。
マーケティングに知恵と労力を掛けられない経営者の方も、多いです。

トラックに2,000万円を掛けられるのに、ホームページには50万円も掛けたくない、NCフライスを1,500万円で購入するのに、ホームページ制作費を少しでも安くしようと値切る、このような方も多いです。

ホームページは、公開しただけでは効果は上がりません。成果としての売上にもつながりません。マーケティング活動も、間違ったやり方では効果を上げることはできません。

ホームページ集客は、あくまでもマーケティング活動の一つの手段です。成約率の高いホームページを作り、その上でマーケティング活動をして、初めて効果が上がるものです。

もしホームページから本気で集客したいとお考えなら、専門家に依頼すれば良い、そのために私たちのようなWebコンサルタントがいるのですから。


まとめ

今回は、ホームページ集客して売っていくために一番重要な事は、反応率(コンバージョン率)だとお伝えしました。

コンバージョンとは、転換する・変わる、という意味です。何人のお客さんがホームページを訪れて、そのうち何人の人が次に求める行動を起こしてくれるか、という割合です。

とにかくこの数字がホームページ制作において、最も重要視する部分になります。そのために必要なものが、ベネフィットです。

あなたの会社、あなたの商品のベネフィットを、時間を掛けて徹底的に考えてください。

ベネフィットが分からない、作れない、探せない、という方は、当社がお手伝いします。